私達の生活とは切っても切り離せないお酒。女性もビールや焼酎、ワイン、日本酒など、強い人は底なしです。
飲食店などでは、女子会コースも多く、女性のアルコール消費量は年々増えているそうです。
しかしこのアルコールは、PMS症状が出ている時に飲んでも大丈夫なのでしょうか。
「生理前の飲酒で悪酔いした」「生理痛が悪化した」などという声もよく耳にします。
カラダがデリケートになってしまうPMS期にアルコールはカラダにどのような影響を与えてしまうのか、またこの時期はどのようにアルコールと付き合っていけばいいのか。
「PMS期はなぜかアルコールで体調が悪くなる」と悩んでいる人はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
PMS期の女性のカラダ状態
女性はホルモンバランスによって、カラダや心が良くも悪くも変化します。肌だって同じです。
特に生理の10日〜2週間ほど前に様々な不調があらわれてしまうPMS(月経前症候群)。この時期は、カラダは不調続きで精神的にも落ち着かず肌も荒れがちという人が多いでしょう。
これは、この時期に多く分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)の仕業で、健康的なカラダや健全な精神状態を保つことが難しくなってしまいます。
また、体内では思いもよらぬ様々な変化が起こっていますので、普段なら大丈夫なことでもPMS期には大きな負担となってしまうことが増えます。
その中でも、気を付けたいのがアルコール摂取です。お酒好きな人や仕事での付き合いが多いという人は、少々気を付けなければなりません。
PMS症状が出ている時のアルコールのカラダへの悪影響
PMS期は、普段の体質や精神状態を保つことが困難になります。そのため、この時期のアルコール摂取は様々な悪影響をカラダにもたらしてしまいます。
生理前は普段よりお酒がすすんでしまう
私たちの体内では常に様々な酵素が分泌されており、それらが細胞の働きや神経の働きなどに深く関わります。
中でも、注目したいのがモノアミン酸化酵素(MAO)です。
これは、興奮状態にしたり集中力を高めたり、リラックスさせたりする働きのあるドーパミンやアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質の働きに深く関わりそのバランスを保つための働きもあります。
しかし、PMS期はこのMAOが多く分泌され精神状態を不安定にさせ、ストレスを感じやすくなってしまったり、落ち込みがちになったりとしてしまいます。
そのために、ついお酒を大量に飲んでしまうということにつながります。PMS期のアルコールの大量摂取は、様々な不調の大きな原因となりますので注意が必要がです。
アルコールで生理前のイライラが増してしまう
PMS期は、イライラしてしまうという女性は本当に多いですよね。これもまたPMS症状のひとつですから、自分で抑えることが難しくなってしまいます。
PMS期のアルコール摂取はこのイライラも増してしまう原因になります。
精神状態を安定させたりリラックスをさせてくれるホルモン「セロトニン」は、トリプトファンという物質が原材料となります。
このトリプトファンにビタミンやナイアシン、マグネシウム、鉄などが加わることでセロトニンが十分に分泌されます。
しかしアルコールを摂取すると肝臓がアルコール分解のために働き、その際にビタミンやナイアシンを大量に消耗してしまうためセロトニンの原材料が減少してしまいます。
そうやって精神状態を安定させるセロトニンが分泌されなくなることで、生理前のイライラがさらに増してしまうのです。
悪酔いしやすくなる
アルコールは肝臓で分解され、翌日にお酒が体内に残らないように働きます。
しかし、PMS期でもある生理前は、この肝臓の働きが低下してしまうのでアルコール分解が十分になされません。そのため、悪酔いしてしまったり、ひどい二日酔いになってしまったりとします。
生理前になると「お酒を飲んだ翌朝の頭痛がひどい」「翌朝だるさが残る」というのは、これが原因です。
PMS症状の腹痛が悪化する
PMS症状の中でも、腹痛はとても辛いですよね。1日中シクシク痛いこともあれば、歩けなくなるほどの激痛に襲われることもあります。
PMS期のアルコール摂取は、この腹痛症状も悪化させてしまいます。
お酒の席に付けば、つい冷えたビールやチューハイ、日本酒などを飲んでしまいますよね。これらの冷たいお酒はカラダを冷やし、そのために腹痛が悪化してしまいます。
また、アルコールを摂取すると一時的に血流が良くなりカラダは温まりますが、その後は体温が急激に下がりカラダは冷えてしまいます。
カラダが一時温まるので飲んでいる時はカラダは冷えをそう感じませんが、アルコールは確実にカラダを冷やしています。
このようにPMS期のアルコール摂取はカラダに様々な悪影響をもたらし、PMS症状の悪化やその後の生理痛の悪化にもつながってしまいます。この時期は、なるべくお酒は控えゆったりとカラダを休めるように過ごすことが大切です。
それでもお酒が好き!飲みたい!という人は
本来ならPMS期はアルコールの摂取を控えた方がいいですが、飲酒は適度な量ならストレス発散やちょっとしたリラックスにも良いものです。
お酒好きな人は我慢することがストレスになってしまうこともありますから、PMS期はちょっとしたことに気をつけ上手なアルコール摂取をしていきましょう。
タンパク質やタウリンを摂る
アルコールの分解は肝臓でおこなわれるわけですが、PMS期はこの肝臓の働きが低下してしまいます。
そのため、肝機能を高めるタンパク質やタウリンを含む食材を一緒に摂ることで悪酔いやひどい二日酔いを防ぐ事ができます。
タンパク質を含む食材には下記のようなものがあります。
- 枝豆
- 豆腐
- 厚揚げ
- 鶏肉
- まぐろ
- イモ類
- 白米
などがありますので、こういった食材が使われているおつまみなどを選ぶようにするといいでしょう。
タウリンを含む食材は、
- あさり
- しじみ
- エビ
- 牡蠣
- ホタテ
- カツオ
- ブリ
- アジ
などの魚介系が多く、おつまみにも最適です。二日酔いのときに、あさりの味噌汁が良いのはタウリンを含むためなんですね。
温かいアルコールメニューにする
お酒といえばキンキンに冷えたビールやチューハイが美味しいですが、PMS時期は冷たいアルコールは控えて温かいものを飲むようにしましょう。
日本酒の熱燗やワインにフルーツなどを入れて温めたホットサングリアなどがおすすめです。
また、黒いものはカラダを温める効果があります。
寒いアイルランドで飲まれる黒いギネスビールは、カラダの冷えを抑える働きもありますので、どうしてもビールを飲みたい時は黒ビールなどにしても良いですね。
ホットサングリアや日本酒の熱燗、黒ビールは好きではないという人は、カラダを温めるお酒であるブランデーや赤ワインにしても良いでしょう。
ただし、温めるといっても一時的なものなので冷えを完全に防げるわけではありません。
量やおつまみなどで冷えを防げるようにしっかり調節しましょう。
PMS症状がある時は、本来はアルコールは控えゆっくりカラダを休めることが大切です。しかし、付き合いでどうしても飲まなければいけない時や我慢することがストレスになってしまうという場合は、おつまみやお酒の種類、量などをしっかり考えて飲むようにしましょう。
PMSは毎月1度必ずやってきてしまう辛い時期です。それでもいつも通りの生活をしていかなければいけないという現実もありますよね。
そんな時はカラダとしっかり向き合って、食事やお酒などのバランスや量をしっかり調節して少しでもPMSによる不調を抑えるようにしていきましょう。
管理栄養士の観点から見て最もオススメなPMSサプリ「女性のミカタ」
私は身体面でも精神面でもPMS症状が結構重くて悩んでいました。
心療内科や婦人科に通ったこともありますが、根本的な改善にはならず。。。
そこで飲み始めたのがPMSサプリの女性のミカタ。
元々は日経WOMANという雑誌で「PMSを改善させるサプリ」が紹介されていて知ったのがキッカケです。
そこから15商品以上のPMSサプリや医薬品「プレフェミン」などの配合成分を全て比較してみたところ、管理栄養士の私の視点からみて、女性のミカタが成分・効果・コスパが最も良かったです。
↑こんな感じでpmsサプリの成分比較をしてみました。
飲み始めて1ヶ月くらいで明らかにPMS症状(私の場合は、イライラ・不安感・うつ・関節痛など)が良くなったので、PMS改善には確かに効果があると思います。
こんな感じの袋です。飲み始めて3ヶ月めです。
女性のミカタには、すこやか編・やすらぎ編と2種類があり、それぞれ配合成分が異なります。
すこやか編は身体的なPMS症状向け、やすらぎ編は精神的なPMS症状向けなのですが、どちらもPMS改善に必要な成分が含まれているので、私は両方購入しています。なので、1ヶ月で2袋ですね。
身体的な症状が強い方でも、精神的な症状が強い方でも、両方飲むことを私はオススメします。
1粒はこの位の大きさです。ちょっと大きめですが、水で普通に飲めます。
成分表には、月見草油(γ-リノレン酸)やチェストベリーエキス、イソフラボンなどPMS改善に効果がある成分が記載されています。
この成分で1ヶ月1,800円(1日60円)はめちゃくちゃコスパいいです。
PMS症状で悩んでいる女性は試してみるといいと思いますよ(^^)
女性のミカタはドラッグストアやAmazonなどでは購入できず、公式通販のみでの販売です。