チェストツリーとは、地中海やアジアで育つ植物で、薄紫色の花と辛みをもつ種子でハーブの一種です。
特に葉と実に含まれる成分がホルモンに似た作用をもつことから、ドイツではPMSの改善治療薬として認められています
目次
チェストツリーの有効成分
葉やチェストベリー(果実)に含まれるフラボノイド類、テルペン類、イソドイド配糖体、脂肪酸にはプロゲステロンを増やし、エストロゲンとの分泌量のバランスを整えます。
PMSに効果があるのか?
PMSの症状はプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲンのバランスが崩れて起こります。
チェストツリーの果実であるチェストベリーは、ホルモンの中枢である脳下垂体に直接働きかけるので、女性ホルモンの「プロゲステロン」の分泌を促します。
生理前はホルモンバランスが崩れることで、イライラや不眠、めまい、頭痛、乳房の張り、腹部膨満感など身体的、精神的不調が現れますが、プロゲステロンが分泌されることで、エストロゲンとのバランスが保たれます。
PMSの症状であるこころの不調を穏やかにするほか、生理痛や月経周期異常などが緩和されます。
エストロゲンは大豆に含まれる大豆イソフラボンで補いますが、プロゲステロンは大豆イソフラボンでは補えないのでチェストツリーで補います。
実際に臨床試験では、PMSの症状がある方に毎日40mgずつ摂取したところ2~3ヶ月後には緩和したという報告も出ています。
摂取方法
チェストツリーは即効性があるハーブではないので、毎日摂り続けることが大切です。
PMSは4~12週間ほど続けると、症状が緩和されます。
チェストツリーは錠剤やカプセルのサプリメント、ハーブティ、チンキで摂取できます。
チェストツリーは茶葉ではなく、種子なのでハーブティとして飲む際は砕いてから飲みます。
コショウの代わりにも使われるので、ハーブティとしては苦くあまりおいしくありません。他のハーブとブレンドして飲むと飲みやすいです
ハーブティよりも錠剤やカプセルになっているサプリメントの方が味も特にないので、毎日摂取しやすいです
チェストベリーの1日の摂取目安量
20~40mgです。
1度に摂取するとホルモンバランスが乱れるので摂取量は守りましょう。
チェストベリーの副作用
チェストベリーには大きな副作用は無く、経口摂取は安全性が高いです。
ただし経口避妊薬を使用している方、ホルモン注射を受けている方、妊娠中、授乳中の方、婦人科系の疾患を患っている方は注意が必要です。
チェストツリーの摂取によって薬の効果を弱めたり、女性ホルモンへの影響が出て、逆にバランスが崩れてしまうこともあります。
チェストベリーを効率よく摂取するならPMSサプリが良いでしょう。
管理栄養士の観点から見て最もオススメなPMSサプリ「女性のミカタ」
私は身体面でも精神面でもPMS症状が結構重くて悩んでいました。
心療内科や婦人科に通ったこともありますが、根本的な改善にはならず。。。
そこで飲み始めたのがPMSサプリの女性のミカタ。
元々は日経WOMANという雑誌で「PMSを改善させるサプリ」が紹介されていて知ったのがキッカケです。
そこから15商品以上のPMSサプリや医薬品「プレフェミン」などの配合成分を全て比較してみたところ、管理栄養士の私の視点からみて、女性のミカタが成分・効果・コスパが最も良かったです。
↑こんな感じでpmsサプリの成分比較をしてみました。
飲み始めて1ヶ月くらいで明らかにPMS症状(私の場合は、イライラ・不安感・うつ・関節痛など)が良くなったので、PMS改善には確かに効果があると思います。
こんな感じの袋です。飲み始めて3ヶ月めです。
女性のミカタには、すこやか編・やすらぎ編と2種類があり、それぞれ配合成分が異なります。
すこやか編は身体的なPMS症状向け、やすらぎ編は精神的なPMS症状向けなのですが、どちらもPMS改善に必要な成分が含まれているので、私は両方購入しています。なので、1ヶ月で2袋ですね。
身体的な症状が強い方でも、精神的な症状が強い方でも、両方飲むことを私はオススメします。
1粒はこの位の大きさです。ちょっと大きめですが、水で普通に飲めます。
成分表には、月見草油(γ-リノレン酸)やチェストベリーエキス、イソフラボンなどPMS改善に効果がある成分が記載されています。
この成分で1ヶ月1,800円(1日60円)はめちゃくちゃコスパいいです。
PMS症状で悩んでいる女性は試してみるといいと思いますよ(^^)
女性のミカタはドラッグストアやAmazonなどでは購入できず、公式通販のみでの販売です。