生理前になると、いつもならサラッと流せるようなことでもカッとなってしまったり、ヒステリックになってしまったりと感情的になってしまうことはありませんか?
そうかと思えば、わけもなく悲しくなったり自分に自信をなくしてしまったり。落ち着かない精神状態が続きますよね。
そこに加えて、頭痛や腹痛、吐き気なども起こり心もカラダも辛い状態です。
そんなPMS症状を薬や漢方で軽減させる人も多いですが、音楽を聴くだけでも辛いPMS症状が緩和されるって子存知ですか?
癒しやリラックスのために聴くヒーリングミュージックで、PMSによる落ち着かない精神状態や頭痛が改善できることもあるんです。
ここでは、ヒーリングミュージックがPMS症状にどういいのか、なぜいいのかをおすすめのヒーリングミュージックと合わせて説明していきます。
目次
ヒーリングミュージックとは?
ヒーリングミュージックと聞くと、「聴けば癒される」そんなイメージがありますよね。
確かにその通りですが、なぜ音楽を聴くだけで癒されたりリラックスできたりするのでしょうか。
ヒーリングミュージックは、静かで優しい音楽と同時に川のせせらぎや波の音を聞く事ができ、それによって脳波を変えることができます。
アルファ波を出して脳をリラックスさせる
人は、集中している時やストレスを感じている時などは、脳内はベータ波が優勢になっています。しかしこのベータ波優勢の状態が続いてしまえば、脳は疲れ精神状態も落ち着かなくなってしまいます。
そこでヒーリングミュージックを聴いて、アルファ波も出してあげることで脳はリラックス状態となります。
ヒーリングミュージックは、聴く事で「脳は覚醒していながらもリラックス作用のあるアルファ波も出ている」という状態になります。
つまり、意識はあるが脳が休息している状態ということです。
この状態になることで、イラだったり、不安定になりつつある精神状態も安定させる効果を得ることができます。
アルファ波でβ-エンドルフィンが分泌される
ヒーリングミュージックを聴いて、アルファ波が出るとβ-エンドルフィンというホルモンが多く分泌されます。このホルモンは、疲れたカラダや心をメンテナンスしてくれる素晴らしいホルモンです。
β-エンドルフィンが分泌されると、下記のような効果があると医学実験で分かっています。
- ストレスを解消させてくれる
- 脳をリラックスさせてくれる
- 脳を活性化させる
- 免疫力が上がる
そのため心はリラックスして癒され、さらに頭がスッキリしてやる気のなさや倦怠感を軽減することにもつながっていきます。
バイノーラルビートなら脳をシータ波状態にすることもできる
バイノーラルビートという言葉を聞いた事がありますか?
このバイノーラルビートとは、脳波誘導音源といって聴くだけで脳内をベータ波状態にしたりアルファ波状態にしたり、さらにはシータ波状態にまでできるという特殊な音源です。
ちょっと怖いようにも思ってしまいますが、リラックス効果が高くPMS症状であるイライラなどにもとても良いんです。
脳の周波数は1日中変化する
人は毎日の生活の中で頭をしっかり使って何かに集中する状態になったり、脳を休ませてリラックスさせたり、眠りについて無意識の状態になったりします。
このそれぞれの状態の時の脳波は全て異なり、その周波数の違いによって意識の違いや脳の働き方が変わってくるのです。
脳の周波数と状態は下記のように大きく4つの状態にわかれます。
- 16〜30ヘルツ(ベータ波):集中力が高まっている状態
- 8〜15ヘルツ(アルファ波):脳は覚醒しているが休息している状態(リラックス状態)
- 4〜7ヘルツ(シータ波):浅い眠りについている様な状態(瞑想状態)
- 0〜1.3ヘルツ(デルタ波):無意識の状態(熟睡している時など)
ベータ波が長時間続くと脳は疲れてしまうので、時に意識的にアルファ波にしてあげることはとても大切です。
また、脳が浅いに眠りについている時と同じ状態であるシータ波にしてあげることで、PMS症状の腹痛や頭痛を和らげることもできると言われています。
バイノーラルビートで脳波を誘導
バイノーラルビートは、特殊な音源によって脳をアルファ波状態にしたりシータ波状態などにしたりすることができるため、聴くだけでリラックスしたり痛みを緩和させたりすることができます。
なるべく静かな室内で聴き、バイノーラルビートの音源に集中するというよりはサラッと聞き流すことでより効果が高まります。
バイノーラルビートと聴くと、なんだか専門的なクリニックの治療に用いられるものなのかと思ってしまいますが、市販のCDなどで簡単に聴く事ができます。
こんなふうにヒーリングミュージックであっても、定番の「脳をアルファ波状態にするもの」もあれば、「アルファ波やシータ波、デルタ波に誘導していくもの」とがあるんです。
PMS症状の緩和を目的とする場合は、バイノーラルビートの音源を聴くことでよりその効果を得ることができるでしょう。
ヒーリングミュージックのPMS症状緩和効果について
PMS症状は様々で、人によってその種類や重軽度が異なります。
多くの女性が体験するPMS症状は、下記のようなものがあります。
- 生理前のイライラ
- 生理前の鬱
- 緊張感
- 不安感
- 絶望感
- 死にたくなる
- 頭痛
- 腹痛
- 腰痛
中でも、特にイライラしたり悲しくなったり、ヒステリックになったりと安定しない精神的症状は、ヒーリングミュージックを聴き、脳をアルファ波状態にすることでかなり改善されます。
また、バイノーラルビートを聴き、脳をシータ波やデルタ波にすることで、PMS症状の中でも最も辛い腹痛や頭痛を和らげることもできるんです。
PMSが始まる前や始まってしまって辛いという時は、脳をアルファ波にするヒーリングミュージックを聴いて安定した精神状態を取り戻してみましょう。
そして、バイノーラルビートで腹痛や頭痛を軽減させて、生理前でもあっても少しでも楽な状態で過ごせるようにしておきたいですね。
痛い、辛いというストレスは、細胞を酸化させる活性酸素の大量発生につながってしまい、増々カラダの不調をまねいてしまいます。
PMSは我慢せずになるべく薬などの副作用なしで改善させておきたいものです。
PMS症状の緩和にオススメのヒーリングミュージック3曲
PMSの精神的な症状、肉体的な症状にもリラックスは大切です。
気分が落ち着かない、腹痛が、頭痛がひどいという時は、癒される音楽を聴いて10分程度横になってみましょう。
1、脳をアルファ波状態にして精神的症状を軽減しよう
優しいピアノの演奏と静かな波の音が落ち着かない精神状態を安定させリラックスできます。
”【Healing Music】α波 ヒーリング 魂が究極に癒される音楽/Relax Meditation/Healing Piano/睡眠用BGM/Sleep ”
2、頭痛が治ると言われる白鳥でβ-エンドルフィンも分泌
クラシックミュージックの名曲「白鳥」の曲を聴くと頭痛が治まると言われています。
テレビ番組「ホンマでっかTV」でも紹介されていたのでご存知の方も多いかもしれません。
PMS症状の辛い頭痛を和らげ、β-エンドルフィンも分泌させることができるので脳の活性化もさせてやる気のなさも払拭しましょう。
”頭痛を治すならこれ! 聞くと頭痛が治る! ”
3、バイノーラルビートで痛みの緩和とリラックス
脳波誘導音源であるバイノーラルビートを聴いて、脳をデルタ波状態にし頭痛などの痛みを和らげリラックスしてみましょう。
イヤホンで聴くことをおすすめします。
”痛みの緩和・鎮痛とリラックス バイノーラルビート デルタ波 Binaural beats for pain relief”
辛いPMS症状があっては、毎日快適に過ごすことができません。
しかし毎月やってくるこの辛い症状は、なるべくなら薬に頼らず改善したいですよね。
そんな時は、ヒーリングミュージックを聴きながら少し休息してみるのもPMS症状の緩和にとても有効です。
疲れた心とカラダを休める意味でも、ぜひ、ヒーリングミュージックやバイノーラルビートを取り入れてみてはいかがでしょうか?